親の学歴で子どもの収入が決まるそうですよ。
親の学歴が高いほど子どもの年収は高く、
親の学歴が低いほど子どもの年収も低くなる。
そんなことを聞いたことはありませんか。
もうはっきり言って私は関係無いと思う。
逆にそんなことをまことしやかに言っている
いわゆる有識者さんがたくさんいらっしゃる
おかげで、「どうせ」「家のせいで」などと
言って必死にならない子どもが出ると思う。
なので、今回はそんなことは無いという主張を
繰り広げて行きたいと思います。ソースは私。
▼親のせいにすんな
１．学歴と収入
去年に文科省が発表したデータでは、大学進学率
は男性で57.3％、女性で58.5％。「大学全入時代」
という言葉も聞きますが、実際は男女とも今も大学
まで進学するのは半分ちょっとくらいです。
大学に進学しない人のうちの17.5％は中学や高校を
卒業してそのまま働いてるとのことです。大卒か否
かで平均給与が異なることは周知の事実ですから、
学歴と収入に相関があるのは明らか。「社会に出た
は実際3～4倍違ってくると言われています。
これはデータが実際取れているんですから、個人の
違いはあれど平均取るとそうなのかもしれません。
２．子どもの学歴と親の学歴
子どもの学歴については次のような通説があります。
①遺伝が3割
②家庭環境が4割
③学校や友人など周囲の環境が3割
これを、①と②足して「子どもの学歴の7割は親次第」
と解釈されているわけです。親が高学歴だと世帯収入
が高く、塾に行かせられる。親が勉強できれば子ども
に教えられるしそれも有利に働く。という側面もある
でしょう。
確かに、この主張を受けて「自分の親は勉強を教えて
くれないし」などと納得して拗ねる子どもだっている
かもしれません。
３．親の学歴と子どもの収入
そんなこんなで、親の学歴が高ければ子どもの学歴が
高くなる。→子どもの学歴が高いと子どもの収入も高
くなる。という話なわけですが、馬鹿げている。
まず、この主張は子どもの主体性を無視しています。
例えば、「塾に行かせられます」「勉強教えられます」
と言ってますが、「子どもが勉強に前向きかどうか」に
ついては全く触れられていません。要は、「勉強する気
が全くないけど親が高学歴な家の子ども」と、「勉強に
熱意があるけど親が低学歴な家の子ども」の２人では、
問答無用で前者の子どもの方が勉強ができる、という話
になってしまいます。
子どもの将来を馬鹿にするのも大概にした方がいい。
親が勉強を教えてくれない、という子どもについても、
例えば親がいくら高学歴でも出張続きで全然家にいなか
ったりとかしたら、もうそれだけで関係無いでしょ。
４．ただの本人次第
私は一応難関大として名は通っている国立大学出身で、
世に言う大企業と呼ばれる会社で２０代で管理職という
立場に就きつつ紛いなりにも自分でも事業を行っていま
すが、両親は大学に進学してませんしなんならジャージ
で買い物行くわ小学生の私に「たばこと酒買ってこい」
などとかぐや姫ばりのお使いを申し付けてくるわの田舎
全開ファンキーダイナマイト一家に生まれております。
確かに、ホワイトカラーの仕事している人自体が家族で
私だけなんですけど、そんな家なので何やっても良くて
そんな中で私には勉強もあったというだけです。大層
なご両親のお子さんでも、現在私よりも学歴も低ければ
収入も低い同級生だってたくさんいます。
こんな高１からパーマかけて髪の毛エメラルドグリーン
にしてた中卒家庭の子どもが全国模試のランキング載っ
たり、１０年もすれば学歴だろうが収入だろうが勝るん
ですから、結局そんなの本人次第です。
学歴と収入に相関があることは、イレギュラーもあれど
今の日本で事実としてあるでしょう。でも、親の学歴と
子の学歴は相関取れたとしてもそれは全くの別物です。
なぜなら、本人がやればいいだけだから。
だって、「学歴と収入」は社会の仕組みに影響を受けて
いるでしょう？低学歴の方を優先採用します、な社会に
なったらすぐ逆転するように、自分の努力の外の仕組み
的なものがあるじゃないですか。でも、「親の学歴と子
どもの学歴」に関してはただの結果論だから。そうなる
ような仕組みも無いし、本人がやるだけで変わるから。
学歴や収入を親や環境のせいにするようなク〇ガキは、
兼業もぶくんがパンチしちゃうぞ。
５．そもそもハナから気に入らないこと
そもそも、まず冷静によく考えてください。
これを言っているのって、前述の通り有識者と呼ばれる
方じゃないですか。エコノミスト、大学教授、研究者
・・・etc。つまり、皆さんとも世に言う"学歴の高い"
方々ですよね。
いやもうただただ「私は生まれながらに勉強できる運命
でした、私の子どもも、私のおかげで勉強できる人間に
なるでしょう。」って言ってるだけやないか。
そりゃ良かったね！知らないんだけど！！って思う。
関係ねぇですからうぬぼれんな、と言いたい。あなたの
子どもがもし優秀な学歴に至ったとしても、結局子ども
の努力の賜物だから、勘違いすんなよ。よくそんなこと
言えたもんだ逆に、と言いたい。もう全部言ったけど。
私は親に勉強を教えられた記憶も勉強をしろと言われた
記憶も無いのですが、唯一発破をかけられたとしたら、
これをプレゼントして貰った時です。もうボロボロで字
が読み辛くなってて恐縮なんですけれど、
Knowledge is power＝「知は力なり」
自分には学が無いけど、たくさんの知識と知恵は困った
時にきっとお前を助ける。頑張れ。
と言われながら、貰いました。
資格に挑戦したり勉強会・交流会に極力調整して出てる
のも、まだ当時のやりとりを覚えててコレを持っている
時点で影響は大きく受けていると思います。
まぁ、「頑張れ。」で察されそうですが、
いつ貰ったかは、言えないんですけど。笑
偉い人の寝言なんか気にせず必死でやれよ子どもたち。
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