兼業リーマンのブログモドキ

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1級販売士で不動産オーナーのサラリーマン。日々を綴る。

イートイン脱税したら実際捕まるか?

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定期的に、なんか謎の造語?みたいなのが世に

はびこりますよね。まぁそれは別にいいんですけど。

 

「さとり世代」とか「片手ドリンク」とか、

なんかのキッカケで誰かがつけた変な言葉が

今年の流行語大賞目指して出走してくるわけですね。

共通点は、大体しょーもないこと。

(おとなのひとたちにおこられそう。)

 

そんな中、増税のタイミングで出てきたのが

「イートイン脱税」です。

 

名前でなんとなくわかるかもですが、

増税になったけどテイクアウトの食品は軽減税率で

8%のままなので、「テイクアウトですゥ」って買って

そのままイートインコーナー行くことです。

鬼畜。笑

 

なにが鬼畜かって、

もう店がどっちか把握できないこと

 

客:「テイクアウトですゥ」

店:「ほんとにィ?」

とか、言えないでしょ。笑

 

じゃあイートインとテイクアウトが区別できる

ように、印付けるなり袋変えるなり工夫が必要だ

って言うコメンテーターさんがいたんですけど、

 

いや、そんなもん捨てたらどっちかわからんやん。

わざわざチェックして?捨てられてたらわかりません?

ギャグだよね。迫真の真顔だったけど、すごい。

 

じゃあどう取り締まっていくのか、っていうと

国税庁さんはこう言ってるんですね。

 

倫理上はともかく、

制度上は問題ない。

 

 

どういうことかわかりますか?

 

以前の記事でも書きましたが、

消費税は「間接税」で、私たちが直接国に払ってる

ものじゃありません。

例えば、イメージしやすいので言うと、

自動車税とかって振込用紙送られて来て国に直接納める

でしょ?これが直接税。シンプル オブ シンプル。

でも消費税は私たち国に払いませんよね、どこって

店に払いますよね。これが間接税。

最終的に国に消費税を納めるのは、店なんです。

 

なので、

店が消費税を取り損ねてようがなんだろうが、

店に提示された消費税額を最終的に店が払えば、

国にとって制度上なんの問題もないのです。

というか、なんならまず店のレジ通った時点で

もう取引完了してもうてるしね。

 

脱税容疑で逮捕された人を思い出してみてください。

所得税とか固定資産税とか法人税とか、

もうそれ全部直接税だから!

間接税って、「消費税納めてね」ってとこに

私たちそもそも払ってないんだから、

払ってないもんを脱税できないでしょ。

哲学的問いですか?

 

そして、「倫理上はともかく」って付いてます。

要は、「人としてどうなん?」ってことです。

 

つまりは、

「消費税は、店が国に最終的に納めたら

  問題ないから、知ったこっちゃないんですわ。

  だから、8%で買ってイートインするヤツを

  国税がどうこう言うつもり無いんですわ。

  ただ、それ人としてどうかと思うわ。」

ということです。

トントンくらいにお前も人としてどうかと思う。

 

というかまず、

「どう取り締まっていきますか?」

「わし別に問題ないけどそれ人としてどうかと思う。」

って、会話なってないから!!笑

 

「どう?」って聞いてますけど!?

「How」って聞いてますけど!?

いい大人が会話成立できないわけじゃないでしょ。

それ、取り締まりませんよって聞こえるから!

気を付けた方がいいよ!

なので、この「イートイン脱税」と呼ばれる行為で

脱税で逮捕なんてこの先もまず無いと思いますよ。

 

「ヨッシャ!イートイン脱税、ヤッタンデ!」

とちょっとだけ思った、そこのあなた。

 

逮捕されないのは、“脱税で”だから。

脱税云々の前に、シンプルにそれ詐欺だから

それ、「イートイン脱税」っていう新しい罪じゃなくて

シンプル オブ シンプルな詐欺だから。

わざとやってたら全然捕まる。もう全ッ然捕まるで。笑

 

イートイン脱税を法律が体制がと云々言うてる人たち、

変な言葉を使って普通のことがぼやけるなら、

「イートイン脱税」とか言うのをまずやめてしまえ。

 

っていうか、そういう人そもそも、

あれやわ。

 

 

人としてどうかと思うわ。