混沌のトンカツ
こんな記事の一体どこをブックマークしたんだ！と
いう記事をブックマークするという妙技に見舞われ、
さすがに笑いました。それはおもしろい。笑
hmttumo-ikkuhanbaishi.hatenablog.com
もう私はいよいよ何が起きてるのかわかっていません。
ど素人が混沌に迷い込むなんてすぐだなぁ、などと
なんか1周回って謎の立ち位置で考えています。
先日も鹿児島でそれはもう混沌としたばかりです。仕事
で行ってたんですけど思いのほか用件が早く終わって
しまって、昼から夕方の便まで時間潰してたんです。
ぶらり歩いていると、前から来たおばあちゃんが突然、
「すみません〜…。」と声をかけてきました。
私なぜかよく人から道を聞かれる人間で、紙1枚持って
キョロキョロしてたところを見てもこのおばあちゃん
道を聞いてくるな、とすぐ分かったんです。
もちろん私に鹿児島の土地勘なんて全く無いんですけど
そんな私にも幸いにしてGoogle Mapがありますから、
まぁまず紙キレ1枚で旅に挑む系おばあちゃんの力には
なれること間違いなしじゃないですか。とりあえず時間
はあるし、なんでしょうかと立ち止まったんですね。
すると、そのおばあちゃんが私に言うんです。
「ヨシモトさんの家ってココを真っ直ぐですか？」
もう一体この人は道に迷ってるのか血が迷ってるのか
わからないんです。逆にそんなに個人情報だだ流しの
ヨシモトがこの辺に居るの！？さすがのGoogle Mapも
真っ青な目的地で、宗教勧誘とかだった方がいっそ対応
しやすいのにと心底思った。
かける言葉に迷いましたが、何か目印になる有名な建物
が近くにないかと聞くと、「黒かつ亭」という有名な
トンカツ屋さんが近くにあるとのこと。早よ言え。
歩いて行ける距離にその「黒かつ亭」はあったので、
とりあえずそこまで送り届けました。
ここでおばあちゃんに電話させて、迎えに来てもらう
よう言ったんですけど、どうにも繋がらない模様。
ですが私としては控えめに言ってもう知ったこっちゃ
無いですから別れようとしたら、そのおばあちゃん急に
変なテンションで私にトンカツを説きだしたんです。
「あんた！折角鹿児島まで来たんだからトンカツ食べて
行きなさい！！ほんとおいしいんだから！！」
もう私が目を離した隙に何か硬いもので頭をぶつけたに
違いなくて、ここまでの道中に県外から来たこと・今日
帰ること・特に用事も無いことなど話していた私に、
最初から手の込んだ新手のキャッチだったんじゃないか
というほど怒涛のトンカツ推し。到着前との落差を考え
たら二重人格じゃないかと思う。ほんとに。
ところが、ちょうどお昼過ぎで昼食もまだとっておらず
店を探すにしてもアテもない鹿児島ど素人だった私は、
「イイね！」などとわけのわからない返答をして、結局
そのおばあちゃんと２人仲良く行列に並んで、トンカツ
を食べました。というか、ご馳走になりました。
本当にめちゃくちゃおいしかったです！また行きたい！
見知らぬおばあちゃんが目の前でトンカツ食べながら
もう私はいよいよ何が起きてるのかわかっていません。
ど素人が混沌に迷い込むなんてすぐだなぁ、などと
なんか1周回って謎の立ち位置で考えていました。
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