兼業リーマンのブログモドキ

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1級販売士で不動産オーナーのサラリーマン。日々を綴る。

その金は何に対して払っているのか

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こんばんは。

久っしぶりにラーメンというものを食べました。

 

皆さんは、「モノが良いほど高い値段を払っても良い」

と考えていませんか。もしも同じレベルで安い代替品が

あれば、そちらを買うと。しかし、世の値段はそれほど

単純には設定されていないし、私たちは何にその値段を

払っているのかをいつも認識などしていません。

 

 

そんなこんなで、私はラーメンとピザをもうほとんど

食べないんですけど、なぜかと言われると理由は簡単。

ラーメンとピザの共通点。

そう、それ。

それです。

 

 

栄養と値段のバランスが

おかしい。

 

これは本当にどう考えてもこの2つの料理はおかしい。

値段の割には栄養が偏りすぎる。

栄養の割には値段が高すぎる。

 

ラーメンもピザもジャンキーでおいしいとは思います。

でも、ジャンキーならばハンバーガーくらいの価格設定

であってほしい、むしろハンバーガーの方がそれなりの

割合で肉がある分、まだ良質なのではとすら思えます。

ここまでくると普通どっちかがそれ相応に市場で調整

されてもおかしくない。でも、受け入れられている。

 

ここで、今一度フラットに考えてみて頂きたい。

例えば、ラーメンと比較した時のうどんやそば。

確かにほぼ炭水化物の麺であることは両者変わりない

のですが、にしては平均単価に差がありすぎる

ラーメン1杯で下手したらうどん2杯食えるじゃないか

ってくらい麺類の中でもラーメンの値段は高い。

 

ピザも同様。ピザの生地ってあるじゃないですか?

職人がこう、伸ばして伸ばして、グルグル回すやつ。

 

いや。パンやん。あれ、パンやん。

なんなら小麦粉やん。小麦粉とトマトとチーズとバジル

で1,500円取れる食べ物が他にあるだろうか。

 

逆に、高いのはまぁ良いとします。じゃあもうちょっと

健康的でいいんじゃないでしょうか。体を気遣った商品

は高単価なことも多い。でもラーメンはうどん・そば

より、ピザはパンよりむしろ脂ギッシュな偏食フード。

こんな理不尽な料理を私は知らない。わしゃ知らんぞ。

 

こういうこと言うと、こんな方がいらっしゃるんです。

「ラーメンは職人さんが試行錯誤して丹精込めて作って

いる、だからそのぶん値がはるんだ。」と。

 

 

ふむふむ。なるほど。うどんとそばの職人さんに土下座

してこい。絶対に謝った方がいい。

 

ピザは技術が手間がと云々言うやつも、一旦パン職人に

土下座してこい。ほんで、アンパンチされてこい。

 

代替品の職人だって同じように試行錯誤して、価値ある

品を提供しています。よって、そんな理屈は通らない。

では一体何を根拠にこれらの料理は代替品を差し置いて

私たちにこの値段を認めさせているのでしょうか。

 

私は、偏にブランディングによるものだと思います。

人がブランドに感じる価値って大きく4つあります。

1.基本価値:基本機能

2.便宜価値:利便性

3.感覚価値:五感に関わる魅力、イメージ

4.観念価値:ストーリー、理念

 

「どゆこと?」ってなるでしょうから、分かりやすく

"高級腕時計"を当て嵌めると大体こんな感じ。

 

1.基本価値:時間が分かる

2.便宜価値:小型で腕に装着できる

3.感覚価値:個性的、オシャレなデザイン

4.観念価値:職人の手作り、有名人御用達

 

既に分かるかもしれませんが、ブランド価値を高める

・定着させるには、下に行くほど、その役割が大きく

なります。ラーメンやピザはまさに感覚価値・観念価値

を市場で形成しています。例えば、麺類でラーメンほど

ビジュアルをウリにする料理はないし、パンでピザほど

調理器具(釜)であったり調理経過を魅せる料理はない。

そして、"◯◯で修行した""△△のコンテストで優勝"と

いったPRを大々的にすることも共通しています。

 

つまり、見た目や香り・行列といった感覚的な価値、

こだわりや歴史・雑誌掲載歴などの観念的な価値に

私たちは値段を支払っているのではないでしょうか

もちろん味もあるでしょう。でも、ラーメンとうどんで

平均して味だけで2倍の価格差があるでしょうか。ピザ

とパンなんて2倍どころじゃない。"こだわり"やら

"職人"といった商品そのものではないワードがよく出る

ことも、それを根拠付けるように思います。

 

要は「モノそのものの価値に関わらず高い値段をつける

ことは可能」なのです。逆に先ほどの4つの価値基準に

当て嵌めて工夫すれば価値も操作できるということ。

 

私が逆に価値を操作した時の話もご参考までに。気になる方は

ご一読頂けますと幸いです。きっと役立つ日が来るでショウ!↓
hmttumo-ikkuhanbaishi.hatenablog.com

 

ちなみに、ラーメンとピザは"ほとんど"食べないと言う

通り、食べることだってあります。味は好きですから。

なぜ気に食わんのかいうと、私にとって食べ物の「モノ

価値」では「栄養」が大きい割合を占めているから。

つまり、栄養価が高くて味がおいしくて、その割に値段

お手頃。そんなものだけを持って来い、ということ。

今日は、奢ってもらえるということで値段のバランスが

解消されたので久々に戴きました。散々ラーメン渋って

、いざ着いたらチャーハンまで付けてやりましたよ。

 

こんな理不尽な人間を私は知らない。わしゃ知らんぞ。

でもまぁやっぱり食べると美味しいんですよねぇ・・。

 

 

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